教授ご挨拶

群馬大学の外科は、旧第一外科と旧第二外科が統合され、2015年4月に外科診療センターが、2017年4月に総合外科学講座がスタートいたしました。「消化管外科」は、その際の臓器別再編に伴い組織された6診療科のうちのひとつであり、初代教授の桑野博行先生の後を引き継ぐ形で、2019年4月に私が二代目の教授を拝命いたしました。 消化管外科では、食道、胃、小腸、大腸など、消化管全般の外科を担当しています。なかでも、消化管外科で多く扱う主な疾患は、食道がん、胃がん、大腸がんなどの消化管のがんですが、がんの手術では根治性と低侵襲性の両立が求められます。“低侵襲性”とは、「からだに優しい」という意味ですが、その取り組みのひとつが腹腔鏡や胸腔鏡といった鏡視下手術です。鏡視下手術では、従来の手術と比べて術後疼痛がはるかに少なく、患者さんの術後の回復もずいぶん早くなりました。さらに、ロボット支援下での鏡視下手術では、限られた空間での精緻な動きを得意とするため、繊細な操作が必要な消化管がん手術には、非常に適していると言えます。群馬大学 消化管外科では、鏡視下手術やロボット手術を積極的に施行しており、これからも患者さんにとってより質の高い医療を提供できるよう努力したいと思います。
私は、群馬大学 消化管外科での目標を以下のように掲げます。

診 療

ハイレベルで信頼性の高い医療の実践

● 低侵襲性と安全性の追求

● 高難度・最先端手術の導入

● 地域に根差した診療の実践

研 究

外科研究を通した社会への貢献

● 治療応用を目的とした「問題解決型研究」

● 基礎と臨床の双方向的研究

● エビデンスの創出と発信

教 育

未来を担う消化管外科医の育成

● 医師としての人間性の育成

● 実臨床を意識した知識の伝達

● 高度な手術手技の定型化と継承

また、医療安全のための取り組みとして、開かれた医療・開かれた診療科運営も重要です。外科治療はチーム医療であり、組織としてのコンプライアンスとガバナンス、それにコミュニケーションが重要と考えます。多診療科・多職種によって形成されるチーム群馬大学の一員として、最高級の医療安全の実践を目指したいと思います。 当科の理念は、「優しい医療を高度な技術で提供する」です。この理念は、私が赴任した最初の年、令和元年度のスタッフ全員で考えたものです。われわれは、患者さんとご家族の希望や願いを尊重し、ともに歩むことのできる診療科でありたいとの想いを胸に、今と未来をつなぐ医療をモットーに、診療科全員、日々の研鑽を重ねて参ります。
最後になりますが、群馬大学 消化管外科教室としての役割を通して、社会の幸福に少しでも貢献できれば、この上ない喜びです。

また、医療安全のための取り組みとして、開かれた医療・開かれた診療科運営も重要です。外科治療はチーム医療であり、組織としてのコンプライアンスとガバナンス、それにコミュニケーションが重要と考えます。多診療科・多職種によって形成されるチーム群馬大学の一員として、最高級の医療安全の実践を目指したいと思います。 当科の理念は、「優しい医療を高度な技術で提供する」です。この理念は、私が赴任した最初の年、令和元年度のスタッフ全員で考えたものです。われわれは、患者さんとご家族の希望や願いを尊重し、ともに歩むことのできる診療科でありたいとの想いを胸に、今と未来をつなぐ医療をモットーに、診療科全員、日々の研鑽を重ねて参ります。
最後になりますが、群馬大学 消化管外科教室としての役割を通して、社会の幸福に少しでも貢献できれば、この上ない喜びです。

群馬大学大学院 総合外科学講座
消化管外科学分野 教授

群馬大学の外科は、旧第一外科と旧第二外科が統合され、2015年4月に外科診療センターが、2017年4月に総合外科学講座がスタートいたしました。「消化管外科」は、その際の臓器別再編に伴い組織された6診療科のうちのひとつであり、初代教授の桑野博行先生の後を引き継ぐ形で、2019年4月に私が二代目の教授を拝命いたしました。 消化管外科では、食道、胃、小腸、大腸など、消化管全般の外科を担当しています。なかでも、消化管外科で多く扱う主な疾患は、食道がん、胃がん、大腸がんなどの消化管のがんですが、がんの手術では根治性と低侵襲性の両立が求められます。“低侵襲性”とは、「からだに優しい」という意味ですが、その取り組みのひとつが腹腔鏡や胸腔鏡といった鏡視下手術です。鏡視下手術では、従来の手術と比べて術後疼痛がはるかに少なく、患者さんの術後の回復もずいぶん早くなりました。さらに、ロボット支援下での鏡視下手術では、限られた空間での精緻な動きを得意とするため、繊細な操作が必要な消化管がん手術には、非常に適していると言えます。群馬大学 消化管外科では、鏡視下手術やロボット手術を積極的に施行しており、これからも患者さんにとってより質の高い医療を提供できるよう努力したいと思います。
私は、群馬大学 消化管外科での目標を以下のように掲げます。

診 療

ハイレベルで信頼性の高い医療の実践

● 低侵襲性と安全性の追求

● 高難度・最先端手術の導入

● 地域に根差した診療の実践

研 究

外科研究を通した社会への貢献

● 治療応用を目的とした「問題解決型研究」

● 基礎と臨床の双方向的研究

● エビデンスの創出と発信

教 育

未来を担う消化管外科医の育成

● 医師としての人間性の育成

● 実臨床を意識した知識の伝達

● 高度な手術手技の定型化と継承

また、医療安全のための取り組みとして、開かれた医療・開かれた診療科運営も重要です。外科治療はチーム医療であり、組織としてのコンプライアンスとガバナンス、それにコミュニケーションが重要と考えます。多診療科・多職種によって形成されるチーム群馬大学の一員として、最高級の医療安全の実践を目指したいと思います。 当科の理念は、「優しい医療を高度な技術で提供する」です。この理念は、私が赴任した最初の年、令和元年度のスタッフ全員で考えたものです。われわれは、患者さんとご家族の希望や願いを尊重し、ともに歩むことのできる診療科でありたいとの想いを胸に、今と未来をつなぐ医療をモットーに、診療科全員、日々の研鑽を重ねて参ります。
最後になりますが、群馬大学 消化管外科教室としての役割を通して、社会の幸福に少しでも貢献できれば、この上ない喜びです。

群馬大学大学院 総合外科学講座
消化管外科学分野 教授
佐伯 浩司

Greetings

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information


Department of General Surgical Science, Gastroenterological Surgery, Gunma University, Graduate School of Medicine

群馬大学大学院医学系研究科総合外科学講座
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-22
TEL:027-220-8224
FAX:027-220-8230

群馬大学医学部附属病院外科診療センター消化管外科
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-15
TEL:027-220-8229

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