第10回群馬ヘルニア研究会が開催されました

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第10回群馬ヘルニア研究会が開催されました
2026年1月31日、前橋市「つどにわホール」において、第10回群馬ヘルニア研究会が開催されました。本研究会は、鼠径ヘルニアや腹壁ヘルニアを中心に、手術手技、周術期管理、合併症対策などについて議論を深め、群馬県内におけるヘルニア診療の質向上を目的として継続的に開催されてきた地域研究会です。
記念すべき第10回となる今回は、桐生厚生総合病院 副院長・森永暢浩先生を当番世話人として、県内各施設から多数の外科医が参集しました。一般演題では、巨大鼠径ヘルニア、再発ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、ポートサイトヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなど、日常診療において対応に難渋する症例が多数報告され、各施設における工夫や判断について活発な意見交換が行われました。
一般演題第一部では、当科から柴崎雄太先生が座長を務め、野尻義人先生が「繰り返す咳嗽により生じた特発性肋間ヘルニアの一例」について発表し、稀少な病態に対する診断および治療戦略について報告しました。
さらに、共催セミナーでは、当科から岡田拓久先生が登壇しました。腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術のデバイス選択・手技の要点・実臨床における工夫、鏡視下縫合結紮の外科教育について講演し、活発な質疑応答がありました。
特別講演では、岩手医科大学外科学講座 准教授・梅邑晃先生をお招きし、「傍ストーマヘルニア修復術と向き合う」と題したご講演が行われました。手術適応や術式選択において判断が難しい傍ストーマヘルニアに対し、豊富な臨床経験とエビデンスに基づいた内容が示され、参加者にとって非常に示唆に富む講演となりました。
本研究会を通じて、施設の垣根を越えた率直な議論と知識の共有が行われ、地域医療としてのヘルニア診療を次の段階へと発展させる、有意義な一日となりました。











