第1回群馬大腸癌集学的治療研究会 開催報告

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第1回群馬大腸癌集学的治療研究会 開催報告

2025年11月19日(水)に 第1回群馬大腸癌集学的治療研究会がハイブリット開催されました。

大腸癌に対する集学的治療は、多岐にわたり方針決定には難渋することがあります。特に直腸癌に関しては、術前治療を行うか否か、側方郭清をどうするか、他臓器浸潤や遠隔転移の切除について対応できるか否か、切除のタイミングはどうするかなど、考える因子が多くなり、より難しいと考えています。

そこで群馬県内のレベルアップや意思統一、情報共有などを目指し、今回の研究会が開催されました。水曜日の遅い時間の開催にも関わらず、現地に9名、webに24名の先生が参加され、関心度の高さが伺われました。

特別講演では当科の佐伯 教授の座長のもと、当科の白石 先生が「大腸癌集学的治療の最前線」について講演しました。ガイドラインから最新のコネクトRC、論文について幅広く勉強になりました。

症例検討では、岡田が座長を務め、コメンテーターに伊勢崎市民病院 小川先生・高崎総合医療センター 宮前先生・群馬県立がんセンター 髙田先生を招き、症例を群馬中央病院 深澤先生・渋川医療センター 吉成先生・桐生厚生総合病院 緒方先生に提示いただきました。各病院の現状や取組み、術前治療や紹介・切除のタイミングなど「熱い」議論が行われ、非常に勉強になったと思います。大変有意義な時間であり、今後のモチベーションも上がりました。

今後も、定期的に大腸癌に対する知識・知見を深め、群馬の大腸癌治療をレベルアップしていきたいと思います。