2025年 第125回外科学会学術集会への医学生参加手記

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2025年 第125回外科学会学術集会への医学生参加手記

今回の外科学会学術集会で、外科の魅力を体験してもらうための新たな試みとして各大学から3名ずつ医学生を招待する企画がありました。日本の問題の一つである外科医不足の解消を目的としています。その中で、外科を志す医学生・研修医に外科の魅力を語る「外科の魅力を語ろう―学生・研修医に伝えたいこと―」というセッションがあり、群馬大学からも3名の医学生が参加し、魅力を体験してきてもらいました。

参加した3名の率直な感想を掲載させていただきます。

●群馬大学医学部6年 狩野 律斗さん

 今回有難いことにお誘いをいただき、日本外科学会定期学術集会に参加しました。最新の機器を触らせていただいたり、全国から集まった同じ志を持つ学生と交流したり、合間に仙台観光をしたり、大変有意義な時間を過ごすことができました。学生対象のじゃんけん大会で牛タンを獲得したのも良い思い出です。もともと外科志望でしたが、今回の学会参加を経て外科の新たな魅力に気付かされました。刺激的な学びの場を提供していただきありがとうございました。これからより一層精進いたします。

●群馬大学医学部6年 渡邊 和弥さん

外科学会で特に印象に残ったのは、「外科の魅力を語ろう―学生・研修医に伝えたいこと―研究編」のセッションです。外科医にとって研究は臨床と地続きにあり、行き詰まったときに新たな道を拓く手段になるのだと学びました。患者さんへの思いから問いを立てる先生方の姿に感銘を受け、将来、研究にも挑戦できる医師を目指したいと思えるようになりました。また、学会後の群馬大学の先生方との食事会でも多くの学びがあり、外科としてのキャリアを考える貴重な機会となりました。このような機会を与えてくださった外科学会や先生方、発表してくださったすべての先生方に心より感謝申し上げます。

●群馬大学医学部6年 森 なつ実さん

学生向けのセッションでは、先生方の研究生活や女性医師としてのキャリア、教育に関する講演を拝聴できました。これまでなかなか同時に複数の外科医の先生方から留学等のご経験について詳しく拝聴する機会が無かったので非常に勉強になりました。また体験ブースでは初めて国産の手術支援ロボットhinotoriも操作させていただけて嬉しかったです。さらに懇親会では多くの先生方とお話しさせていただく中で、外科医として奮闘されている先生方の熱い想いをダイレクトに感じ、より外科医を志す気持ちが強くなりました。さらに今回は他大学の外科志望の学生さんと交流でき、たくさんの出会いがあったことも非常に嬉しかったです。貴重な機会をいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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第125回日本外科学会定期学術集会参加報告