日本消化器外科学会Under40委員会 第2期委員長 所信表明

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日本消化器外科学会Under40委員会 第2期委員長 所信表明

この度、日本消化器外科学会Under40委員会（以下U-40） 第2期委員長を拝命いたしました岡田 拓久（おかだ　たくひさ）と申します。

U-40は、若手消化器外科医による若手消化器外科医のための活動を目的として設立された組織です。1期生の委員長である松田先生を中心に、たくさんの活動やコンテンツ作成などを幅広く行っており、消化器外科学会総会時のサージカルセミナーを初め、40歳以下のみで行う手術手技勉強会・座談会や基礎的なテクニックを動画で学べる教育コンテンツなどがあります。このような活動を引き継ぎ、「40歳以下の消化器外科医が未来への希望と誇りを持って、この素晴らしい分野で活躍できる環境を作ること」、「医学生や若手外科医が消化器外科に興味を持って取り組んでもらえるコンテンツ・環境を作ること」を目標として、今後も頑張っていきたいと思っております。

消化器外科はがん治療だけでなく、救急の疾患の診療に幅広く診療しているため、激務と厳しい労働環境があり、消化器外科学会の試算では20年後には65歳以下の消化器外科医は半減するというデータが出ております。しかしながら、手術はもちろんのこと、患者さんの全身管理・診断・抗がん剤治療・緩和ケアなどのすべてに対応が可能な診療科は他にはなく、今後、重宝されるべき診療科であると考えております。さらにロボット支援手術などの導入もあり、常に進化も続けており、非常にやりがいがある仕事です。

U-40は40歳以下の消化器外科医にとって、学び・成長・未来を創造できる場だと思っております。委員長として会員の皆様と力を合わせ、この素晴らしい分野をより魅力的で、より働きがいのあるものにしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。