第13回手術基本手技講習会を開催しました

第13回手術基本手技講習会を開催しました

令和6年6月22日(土)に群馬大学医学部附属病院外科診療センター主催で、「第13回手術基本手技講習会」を開催しました。

新型コロナウイルス感染症の影響があり、2020年から開催を見送っていましたが、学生を対象とした講習会を2023年から再開しました。今回は医学部1年生から6年生までの52名にご参加いただき、無事に講習会を開催することができました。講習会の内容としては、①電気メスブース、②結紮ブース、③鏡視下ブース、④縫合ブースの4つのブースに分かれて、30分ごとに全ブースをローテーションしていただきました。ダヴィンチのシミュレーターも使用し、最新の手術機器も体験していただきました。各ブースでは、外科診療センター(乳腺内分泌外科、循環器外科、呼吸器外科、肝胆膵外科、消化管外科、小児外科、形成外科)から参加した33名の講師の先生とほぼマンツーマンでじっくりと手術基本手技のトレーニングを参加者に行ってもらいました。

一人でも多くの医学生や初期研修医に外科の魅力を体感していただきたいとの思いで始めた講習会ですが、ご参加いただいた医学生の真剣で楽しそうな姿をみて、十分意義の深い講習会となったと感じました。
令和6年7月6日(土)に初期研修医の先生方を対象に「第14回手術基本手技講習会」を開催する予定です。このような講習会を通して、群馬県の外科志望者の増加、ひいては外科全体の医療技術水準を底上げし、患者さんへと還元できるよう全力を尽くしていきたいと考えています。

参加者のリアルな感想

・縫合の仕方や実際の機械に触れられた貴重な体験だった。外科の具体的なイメージができた。

・普段なかなか触れることのできない機器を使って、丁寧に指導していただきとてもありがたかった。

・まじ楽しかったっす。

・電気メスとダヴィンチを使えたのは、今後外科として働く上での予行演習になった。

・手技について学べるとともに、外科へのイメージがより鮮明になった

・とても楽しかったから。また自分の実力を知ることができ、悔しかったけど向上心に繋がったから。

・時間を忘れてしまうほど楽しい時間だった。

・自分が想像しているよりも難しく、面白かったです。

・通常の講義では体験できないから、よかったです。

・興味があった手術の手技に上級生になるまでは体験できないと思っていたので、とても勉強になり、楽しかった。

・昨年に続き参加させていただきました。 どのブースでも実践的な内容を親身になって教えてくださり、外科への興味が一層増しました。卒後の進路の相談も乗っていただき有意義な時間になりました。

・どの先生も学生を褒めながら楽しく教えてくださってとても嬉しかったです。

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手術基本手技講習会委員 岡田拓久,大曽根勝也,星野弘毅,片山千佳,吉川良平,青木麻由,高井美那,髙橋佳代子,生方智子