鏡視下胸部食道亜全摘術のCST (Cadaver Surgical Training)を開催しました。
鏡視下胸部食道亜全摘術のCST (Cadaver Surgical Training)を開催しました。
12月21日(月)に、鏡視下胸部食道亜全摘術のカダバ―サージカルトレーニング(CST)を開催しました。カダバーとは生前の御意志に基づいて献体された御遺体のことで、この御遺体を使わせていただいて手術手技の修練や研究開発を行うことをカダバーサージカルトレーニング(CST)と呼びます。今回は、近年増加してる食道胃接合部腺癌などに対して行われる鏡視下胸部食道亜全摘術のトレーニングを行いました。講師として新東京病院 岡部寛先生をお招きし、特に完全鏡視下での胃管作成、胸腔内残食道胃管吻合についてご指導いただきました。また県内の基幹病院からも2名の先生が見学者として参加されました。実際の手術と同様な手順でトレーニングすることで、より安全な手技の導入につながる有益な研修となりました。消化管外科では、御遺体を献体いただいた皆様の尊い御遺志を活かすよう、引き続きこうした手術手技トレーニングを行うことで、技術のレベルアップに尽力し、より患者さんにとって有益な手術へと繋げるように努めてまいります。